自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
こないだまで寝返りすらうてなかった娘が、
今やつかまり立ちでリビングのテーブルをひっくり返している
この凄まじいまでの急激な成長を目の当たりにする一方で、
いつまでたっても向上しない自分の論文執筆能力にがっかりぐったり
もうこの歳になってしまうと、
成長曲線の傾きは限りなく0に近いわけだが、
そんなこと言わずにグイグイいきたい
ってか、
成長なんてしなくて良いけど、成熟していきたい
いや、とはいえ、
今の感覚を忘れるようになるのも困る
なんていうのか、
良い意味での現状維持と、
良い意味での破壊と創造を繰り返して、
立派な人間なんてものを目指していくんじゃなくて、
周りに光をあてるような、
それも太陽みたいにグアーって感じじゃなくて、
日陰になってしまうような場所に気付いて、
こっそりと照明をあてるような、
そういう細やかな部分も忘れたくない
今のところ強烈な太陽が身近にいるので、
これをうまく反射しつつ、吸収しつつ、
世界を明るくしていきたい
ということで、
とりあえず今は地震論文
こりゃ大変
今やつかまり立ちでリビングのテーブルをひっくり返している
この凄まじいまでの急激な成長を目の当たりにする一方で、
いつまでたっても向上しない自分の論文執筆能力にがっかりぐったり
もうこの歳になってしまうと、
成長曲線の傾きは限りなく0に近いわけだが、
そんなこと言わずにグイグイいきたい
ってか、
成長なんてしなくて良いけど、成熟していきたい
いや、とはいえ、
今の感覚を忘れるようになるのも困る
なんていうのか、
良い意味での現状維持と、
良い意味での破壊と創造を繰り返して、
立派な人間なんてものを目指していくんじゃなくて、
周りに光をあてるような、
それも太陽みたいにグアーって感じじゃなくて、
日陰になってしまうような場所に気付いて、
こっそりと照明をあてるような、
そういう細やかな部分も忘れたくない
今のところ強烈な太陽が身近にいるので、
これをうまく反射しつつ、吸収しつつ、
世界を明るくしていきたい
ということで、
とりあえず今は地震論文
こりゃ大変
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このたび「かいれい」に乗船し、
ついに全船制覇を成し遂げました
実際は「ちきゅう」がまだなのですが、
あれは船ではない、という意見が大勢を占めるので、
全船制覇とします
せっかくなのでそれぞれの特徴をあげてみよう
「かいよう」
双胴船のため、揺れに強いとか、弱いとか、諸説有り
四次元殺法的な揺れは人によって好みが分かれる
ラボは狭いが、甲板から直結しているので助かる
ハイパードルフィン操作コンテナも甲板に設置され便利
居室は広めの4人部屋以外は普通
娯楽室のマンガ充実度は最高ランク
「なつしま」
比較的小さく遠くまで行かない
揺れは素直で慣れやすくあまり酔わない
ラボは狭めで甲板の下なので不便
ハイパーコンテナが最上部にあり、ラボとの往復が大変
雑魚が入る4人部屋は位置が低く揺れが小さくて良しだが、
男4人の場合は部屋の臭いに注意が必要
マンガ充実度はイマイチで欠損も多い
「よこすか」
アイドル「しんかい6500」や「うらしま」の母船
揺れは「かいよう」と「なつしま」の中間ぐらいだが、
部屋がすべて高い位置なので体感する揺れは大きい
今年度から甲板にラボができて格段に利便性が向上
マンガ充実度は最低だが、「まぐろ土佐船」がある
「かいれい」
よこすかの兄弟船
4人部屋だが、共有リビングと4個室があり、実質1人部屋
ラボは甲板にあり便利だがやや狭い
「かいこう」コントロールルームが船内にあるので、
ハイパーコンテナのように外部に出る必要がないのが楽
マンガ充実度はよこすかクラスだが「シュート」が全編全巻ある
「みらい」
元「むつ」のため頑丈で荒れる海域にも行ける
船体が大きいからか、揺れが大きくてもあまり酔わない
部屋は「かいれい」と同様の方式だが、みらいの方が広い
CTD採水とルーチン測定はマリンさんのヘルプがあり楽
ラボは広めで充実している
マンガの品揃えが他の船とは異なる
「宇宙兄弟」など新作とともに「ジョジョ」文庫版など名作も充実
「白鳳丸」
元々は東大海洋研の船
首席と次席以外は低い位置に居室があり揺れが小さい
船自体の揺れも素直でもっとも酔いにくい
アッパーデッキが木甲板なのでゴロゴロすると最高に気持ちが良い
研究者が35人乗れる上、ラボスペースが足りなくなることも無い
マンガはあまり充実していないが、カラ○ケやマージ○ンなどができる
色恋沙汰が多いことでも有名
「淡青丸」
白鳳丸と同じく元々は東大海洋研の船
船体は小さく、漁船登録らしいともっぱらの噂
居室にエンジンの臭いが吹き込む上、
4人部屋には若手男性が詰め込まれ悪臭に包まれる
淡青シャワーはいつでも浴びられるが、風呂は2日に1回が基本
とはいえ、甲板とラボは十分な広さがあり、研究環境としては良い
娯楽室は無い(と思う)が、船員さんと飲むことが多い
以上はまったくの私見ですのであしからず
Tweet
ついに全船制覇を成し遂げました
実際は「ちきゅう」がまだなのですが、
あれは船ではない、という意見が大勢を占めるので、
全船制覇とします
せっかくなのでそれぞれの特徴をあげてみよう
「かいよう」
双胴船のため、揺れに強いとか、弱いとか、諸説有り
四次元殺法的な揺れは人によって好みが分かれる
ラボは狭いが、甲板から直結しているので助かる
ハイパードルフィン操作コンテナも甲板に設置され便利
居室は広めの4人部屋以外は普通
娯楽室のマンガ充実度は最高ランク
「なつしま」
比較的小さく遠くまで行かない
揺れは素直で慣れやすくあまり酔わない
ラボは狭めで甲板の下なので不便
ハイパーコンテナが最上部にあり、ラボとの往復が大変
雑魚が入る4人部屋は位置が低く揺れが小さくて良しだが、
男4人の場合は部屋の臭いに注意が必要
マンガ充実度はイマイチで欠損も多い
「よこすか」
アイドル「しんかい6500」や「うらしま」の母船
揺れは「かいよう」と「なつしま」の中間ぐらいだが、
部屋がすべて高い位置なので体感する揺れは大きい
今年度から甲板にラボができて格段に利便性が向上
マンガ充実度は最低だが、「まぐろ土佐船」がある
「かいれい」
よこすかの兄弟船
4人部屋だが、共有リビングと4個室があり、実質1人部屋
ラボは甲板にあり便利だがやや狭い
「かいこう」コントロールルームが船内にあるので、
ハイパーコンテナのように外部に出る必要がないのが楽
マンガ充実度はよこすかクラスだが「シュート」が全編全巻ある
「みらい」
元「むつ」のため頑丈で荒れる海域にも行ける
船体が大きいからか、揺れが大きくてもあまり酔わない
部屋は「かいれい」と同様の方式だが、みらいの方が広い
CTD採水とルーチン測定はマリンさんのヘルプがあり楽
ラボは広めで充実している
マンガの品揃えが他の船とは異なる
「宇宙兄弟」など新作とともに「ジョジョ」文庫版など名作も充実
「白鳳丸」
元々は東大海洋研の船
首席と次席以外は低い位置に居室があり揺れが小さい
船自体の揺れも素直でもっとも酔いにくい
アッパーデッキが木甲板なのでゴロゴロすると最高に気持ちが良い
研究者が35人乗れる上、ラボスペースが足りなくなることも無い
マンガはあまり充実していないが、カラ○ケやマージ○ンなどができる
色恋沙汰が多いことでも有名
「淡青丸」
白鳳丸と同じく元々は東大海洋研の船
船体は小さく、漁船登録らしいともっぱらの噂
居室にエンジンの臭いが吹き込む上、
4人部屋には若手男性が詰め込まれ悪臭に包まれる
淡青シャワーはいつでも浴びられるが、風呂は2日に1回が基本
とはいえ、甲板とラボは十分な広さがあり、研究環境としては良い
娯楽室は無い(と思う)が、船員さんと飲むことが多い
以上はまったくの私見ですのであしからず
メインにしている学会の要旨を書かねばならない
ならないのだが、
どういうものにするかが定まらない
ぶっちゃけ、
学会発表は聞いてもらってなんぼであって、
要旨が論文のアブストのようなものである必要は、
必ずしもないのではないかと、
ここ3年ぐらい思っている
で、
そう思って3年もたつと、
もはや学会発表の要旨とは思えない、
完全にふざけていると受け取られかねないものができる
ボクはそれで良いと思っているのだけど、
それではいかんと思っている人もいるかもしれず、
意味もなく人を不愉快にさせるのは、
こちらとしても本意ではない
しかししかし、
はっきりと言ってしまえば、
学会発表とはなんたるか、ってことを突き詰めたら、
しょせん仲間内の意見交換会でしかないのだから、
ふざけていようがマジメであろうが、
そんなことはどうだって良いのである
もちろん、科学的に誤っていることや、
科学のお作法に則っていない研究のことを話すのは御法度である
逆に言うと、
科学的に正しいとされる範囲内においては、
その表現手法について、
他人からとやかく言われる筋合いはないのだ
とはいえ、
サジ加減が難しい
Tweet
ならないのだが、
どういうものにするかが定まらない
ぶっちゃけ、
学会発表は聞いてもらってなんぼであって、
要旨が論文のアブストのようなものである必要は、
必ずしもないのではないかと、
ここ3年ぐらい思っている
で、
そう思って3年もたつと、
もはや学会発表の要旨とは思えない、
完全にふざけていると受け取られかねないものができる
ボクはそれで良いと思っているのだけど、
それではいかんと思っている人もいるかもしれず、
意味もなく人を不愉快にさせるのは、
こちらとしても本意ではない
しかししかし、
はっきりと言ってしまえば、
学会発表とはなんたるか、ってことを突き詰めたら、
しょせん仲間内の意見交換会でしかないのだから、
ふざけていようがマジメであろうが、
そんなことはどうだって良いのである
もちろん、科学的に誤っていることや、
科学のお作法に則っていない研究のことを話すのは御法度である
逆に言うと、
科学的に正しいとされる範囲内においては、
その表現手法について、
他人からとやかく言われる筋合いはないのだ
とはいえ、
サジ加減が難しい
「クリアーなロジックで、平明な文体で、カラフルな比喩を駆使し、身にしみる実例を挙げて」
from 内田樹の研究室「http://blog.tatsuru.com/2011/07/05_1924.php」
Tweet
from 内田樹の研究室「http://blog.tatsuru.com/2011/07/05_1924.php」
おそらく本業は、
「普通の人には測れないような微量のガスを、
簡単に測れてしまうようにすること」
なんだと思っています
いや、知らんけど
しかし分析装置をいじるのって、
航海と航海の間みたいな細切れな時間だと難しくって、
いや、メモとかちゃんととれば出来るんだけど、
ボクにはそれは難しくって、
まったく前に進んでいません
そこで、モノのわかる業者さんに手伝ってもらって、
「アレとコレとがあればコンナンできるよね!」
みたいな相談をして、
モノを買いそろえるというのをしてます
これは結構良い感じ
やはりパートさんでも分析できるような状態にしておくと、
バンバンデータが出て、良いよね
やりがいがあります
はよやってしまおう
Tweet
「普通の人には測れないような微量のガスを、
簡単に測れてしまうようにすること」
なんだと思っています
いや、知らんけど
しかし分析装置をいじるのって、
航海と航海の間みたいな細切れな時間だと難しくって、
いや、メモとかちゃんととれば出来るんだけど、
ボクにはそれは難しくって、
まったく前に進んでいません
そこで、モノのわかる業者さんに手伝ってもらって、
「アレとコレとがあればコンナンできるよね!」
みたいな相談をして、
モノを買いそろえるというのをしてます
これは結構良い感じ
やはりパートさんでも分析できるような状態にしておくと、
バンバンデータが出て、良いよね
やりがいがあります
はよやってしまおう
昼過ぎにボスがきて、
ちょっともじもじしてから、
「船、乗れや」
うちの優秀なテクニシャンズが陸上のラボを10日間も離れたら、
ラボの仕事がどれだけ停滞してしまうか
そう考えたら、
つまり「陸上にいてもいなくてもかまわない」ランキングで言えば、
ボクが栄えある一位という論理により、
今回の乗船が決まったようです
こうしてまた、
またしても、
航海に連れ出されるのです
今回は放射性物質モニタリングと、
地震関係の海底調査の両方のようです
まぁボチボチ働きつつ、
デスクワークをこなそうかな、と
2011年だけで、
会社の運営している5つの「ひらがな」船舶をコンプリート
ちょっとおかしい
Tweet
ちょっともじもじしてから、
「船、乗れや」
うちの優秀なテクニシャンズが陸上のラボを10日間も離れたら、
ラボの仕事がどれだけ停滞してしまうか
そう考えたら、
つまり「陸上にいてもいなくてもかまわない」ランキングで言えば、
ボクが栄えある一位という論理により、
今回の乗船が決まったようです
こうしてまた、
またしても、
航海に連れ出されるのです
今回は放射性物質モニタリングと、
地震関係の海底調査の両方のようです
まぁボチボチ働きつつ、
デスクワークをこなそうかな、と
2011年だけで、
会社の運営している5つの「ひらがな」船舶をコンプリート
ちょっとおかしい
やはりさ、
自分が社会的にいかなる存在であるかというのは、
しっかりと考えておくべきことだと思うのです
たとえば自分が被差別弱者の代表をしていたなら、
その言動は弱者のそれであってもかまわないし、
だからこそ通る要求ってのもあったと思う
でも一度立場が変わって、為政者になったのであれば、
もはや弱者ではない
だからこれまでのような振る舞いをすることはできない
翻って研究業界だが、
研究者には、なんとなく、
「文科省に金(科研費)を握られている」
というような部分などで、
「自分たちは弱者」的な言説が蔓延している
しかしそれは違うと思う
研究者というのは例外的な立場にある
社会の要請の無いような科学に対しても、
税金から支払われる給料と、
税金から支払われる研究費で取り組み、
その成果については、
基本的に研究者の内輪での審査に一任されている
もちろんアウトリーチがどうこうとか、
文科省の審査がどうこうとか、
そういうこともあろうとは思うが、
それでもやはり、
特異な立場にあることは間違いない
だから、
研究者の国民に対する基本的な態度というのは、
「科学の発展は皆さんの利益につながります」
ではなく、
「皆さんの寛容のおかげで科学させてもらってます」
だと思う
その上で、
「いつも支援をありがとう。ほんの気持ちですが、この成果を役立ててください」
ってな具合に、成果を社会に還元するものではないか
科学研究の国際競争力に触れて、
「他の国に負けられん」「国力が」
という言い分で、
科学研究の進展に力を入れているが、
本当にそれは必要なことなのか
たとえば画期的な癌の治療法が見つかって、
癌による死亡が劇的に減るとする
でも、そのために資源をバンバン使っていては、
「長生きできるけど、資源無いから原始的な生活」
みたいになって、
ひいては「食糧難で餓死が癌死を上回る」なんてことにもなりかねない
これも全然荒唐無稽な話ではなく、
たぶん石油はむこう150年ぐらいで枯渇するから、
300年後ぐらいには十分起こりうる話
そういうことを考えた結果、
日本の研究者人口を、
たとえば1/3ぐらいにした方が、
色んな意味でみんな幸せになれるんじゃないかなぁ
ということで、
ボクはお先に業界から抜け出して、
業界批判の急先鋒としてペンで戦うかもしれないし、
あるいは行政の方から指摘するかもしれない
自分の将来が、
そういう意味で、
わからなくなってきた最近です
Tweet
自分が社会的にいかなる存在であるかというのは、
しっかりと考えておくべきことだと思うのです
たとえば自分が被差別弱者の代表をしていたなら、
その言動は弱者のそれであってもかまわないし、
だからこそ通る要求ってのもあったと思う
でも一度立場が変わって、為政者になったのであれば、
もはや弱者ではない
だからこれまでのような振る舞いをすることはできない
翻って研究業界だが、
研究者には、なんとなく、
「文科省に金(科研費)を握られている」
というような部分などで、
「自分たちは弱者」的な言説が蔓延している
しかしそれは違うと思う
研究者というのは例外的な立場にある
社会の要請の無いような科学に対しても、
税金から支払われる給料と、
税金から支払われる研究費で取り組み、
その成果については、
基本的に研究者の内輪での審査に一任されている
もちろんアウトリーチがどうこうとか、
文科省の審査がどうこうとか、
そういうこともあろうとは思うが、
それでもやはり、
特異な立場にあることは間違いない
だから、
研究者の国民に対する基本的な態度というのは、
「科学の発展は皆さんの利益につながります」
ではなく、
「皆さんの寛容のおかげで科学させてもらってます」
だと思う
その上で、
「いつも支援をありがとう。ほんの気持ちですが、この成果を役立ててください」
ってな具合に、成果を社会に還元するものではないか
科学研究の国際競争力に触れて、
「他の国に負けられん」「国力が」
という言い分で、
科学研究の進展に力を入れているが、
本当にそれは必要なことなのか
たとえば画期的な癌の治療法が見つかって、
癌による死亡が劇的に減るとする
でも、そのために資源をバンバン使っていては、
「長生きできるけど、資源無いから原始的な生活」
みたいになって、
ひいては「食糧難で餓死が癌死を上回る」なんてことにもなりかねない
これも全然荒唐無稽な話ではなく、
たぶん石油はむこう150年ぐらいで枯渇するから、
300年後ぐらいには十分起こりうる話
そういうことを考えた結果、
日本の研究者人口を、
たとえば1/3ぐらいにした方が、
色んな意味でみんな幸せになれるんじゃないかなぁ
ということで、
ボクはお先に業界から抜け出して、
業界批判の急先鋒としてペンで戦うかもしれないし、
あるいは行政の方から指摘するかもしれない
自分の将来が、
そういう意味で、
わからなくなってきた最近です
地震以降のドタバタ劇も一段落で、
7月は基本的に出張がない
4月頭から、
EGU-みらい-大槌-JpGU-第二白嶺-よこすか-福島モニタリング
と、怒濤のお出かけラッシュでした
もうヘロヘロ
気付いたらデスクワークやラボワークがエライコッチャです
目の前の「やらねばならぬリスト」は、
もはや風景となっていますね
とりあえず直近では、
地震がらみの論文書きが急ぎの仕事
それから水素同位体論文と沖縄速報論文があって、
ラボの分析ライン立ち上げが3種
航海の試料は、もう一昨年ぐらいから溜まり続けていて、
そのうちに再訪計画が決まったりして、
じゃあまた後日、みたいなノリでドンドン先送り
と、
いうようなことも、
「研究なんてやってる場合じゃないよな」
って気分に覆われて、
考えることすらバカらしくなる
精神的な意味で、
研究者を続けるのは難しいかも
ボクがボクに対して、
「お前の人生でやるべきことはコレだ」って言うなら、
それは研究で無いことは確かだ
とはいえ、とはいえなのです
人生は難しい
だから面白いのですが
Tweet
7月は基本的に出張がない
4月頭から、
EGU-みらい-大槌-JpGU-第二白嶺-よこすか-福島モニタリング
と、怒濤のお出かけラッシュでした
もうヘロヘロ
気付いたらデスクワークやラボワークがエライコッチャです
目の前の「やらねばならぬリスト」は、
もはや風景となっていますね
とりあえず直近では、
地震がらみの論文書きが急ぎの仕事
それから水素同位体論文と沖縄速報論文があって、
ラボの分析ライン立ち上げが3種
航海の試料は、もう一昨年ぐらいから溜まり続けていて、
そのうちに再訪計画が決まったりして、
じゃあまた後日、みたいなノリでドンドン先送り
と、
いうようなことも、
「研究なんてやってる場合じゃないよな」
って気分に覆われて、
考えることすらバカらしくなる
精神的な意味で、
研究者を続けるのは難しいかも
ボクがボクに対して、
「お前の人生でやるべきことはコレだ」って言うなら、
それは研究で無いことは確かだ
とはいえ、とはいえなのです
人生は難しい
だから面白いのですが
土曜日の被災地を思うマジメな飲み会で、
あまりゆっくりと話せなかったのだけど、
「いま、地震に関する研究をすること」について、
やはり倫理的というか、感情論的というか、
そういう部分まで見据えておかねばならないだろう、
というような話題があった
たとえば、
「東北地震のメカニズムを明らかにする」
って研究について、
国民からは一定の理解が得られるだろうが、
一方で、
「今までさんざんメカニズム研究やってきてるだろ」
「メカニズムがわかれば予知ができるのか」
「次の地震では被害は出なくなるのか」
というような意見も出るだろうし、
それについては(たぶん)納得させるだけの回答はできないだろう
さらにたとえば、
「地震生命圏仮説を検証する」
っていう(ボクが取り組んでいる)研究については、
国民から理解が得られるだろうか
まぁ得られないでしょう
ボクの意見では、
両方とも極めて理学的、もっと言うと、
「短期的には何の役に立たない」
という意味で、
大きな差は無いと思う
それはさておき、
いや、さておかないけど、
「この未曾有の大地震だからこそ、今研究すべきなのである」
というフレーズを使うことの危険性は、
どちらの種の研究にもつきまとうだろう
いつも通り、ちっともまとまらない
ちょっと視点を変えよう
どんな研究であれ、
「今研究すべき」というのは、
「研究者村」の言い分であって、
それは一般社会には到底受入れがたいものであろう
もし「研究者村」が利益団体であれば、
自らの言い分を前面に押し出して、
村の利益になるよう主張すれば良いだろう
でも、それは違うだろう
研究者というのは例外的に特異な立ち位置にある
莫大な税金が(村に)投入されていながら、
その使途に自由が与えられている業界は他に類を見ない
そのような特権的な立場が許されてきたのは、
「学者は高い知性とともに高い倫理観を有している」
という暗黙の了解が根底にあったからではないか
査定機関が存在しないのだから、
研究者は厳しい自己(相互)査定をするべきだし、
自らの(研究者村の)欲望を満たすための主張をすることに抑制的であるべきだ
あくまでそこをデフォルトの立ち位置にして、
それでもやはり「今研究すべき」なのであれば、
そう主張することには反対するものではない
しかし、
「あんたらにはわからんだろうが、これは今せねばならんのだよ」
というような態度は許されない
懇切丁寧に、なぜ「今研究すべき」なのかを伝えねばならない
やはりまとまらないけども、
放射性物質モニタリングもせず、
地震に関するいわゆる「役に立たない」調査をする、
そんな自分自身の現状に、
強い違和感を覚えているのは間違いなく、
ボクがもう一人いれば、
そいつからは間違いなく厳しく糾弾されるだろうという思いがある
でも、もはや自分ではコントロールできない次元で物事が動いている以上、
それに加担しないのは本当の意味で無駄になってしまうので、
参加せざるをえないし、動かざるをえない
そういう部分で、ちょっと精神的にヤバイ
ということで、
航海に行ってきます
Tweet
あまりゆっくりと話せなかったのだけど、
「いま、地震に関する研究をすること」について、
やはり倫理的というか、感情論的というか、
そういう部分まで見据えておかねばならないだろう、
というような話題があった
たとえば、
「東北地震のメカニズムを明らかにする」
って研究について、
国民からは一定の理解が得られるだろうが、
一方で、
「今までさんざんメカニズム研究やってきてるだろ」
「メカニズムがわかれば予知ができるのか」
「次の地震では被害は出なくなるのか」
というような意見も出るだろうし、
それについては(たぶん)納得させるだけの回答はできないだろう
さらにたとえば、
「地震生命圏仮説を検証する」
っていう(ボクが取り組んでいる)研究については、
国民から理解が得られるだろうか
まぁ得られないでしょう
ボクの意見では、
両方とも極めて理学的、もっと言うと、
「短期的には何の役に立たない」
という意味で、
大きな差は無いと思う
それはさておき、
いや、さておかないけど、
「この未曾有の大地震だからこそ、今研究すべきなのである」
というフレーズを使うことの危険性は、
どちらの種の研究にもつきまとうだろう
いつも通り、ちっともまとまらない
ちょっと視点を変えよう
どんな研究であれ、
「今研究すべき」というのは、
「研究者村」の言い分であって、
それは一般社会には到底受入れがたいものであろう
もし「研究者村」が利益団体であれば、
自らの言い分を前面に押し出して、
村の利益になるよう主張すれば良いだろう
でも、それは違うだろう
研究者というのは例外的に特異な立ち位置にある
莫大な税金が(村に)投入されていながら、
その使途に自由が与えられている業界は他に類を見ない
そのような特権的な立場が許されてきたのは、
「学者は高い知性とともに高い倫理観を有している」
という暗黙の了解が根底にあったからではないか
査定機関が存在しないのだから、
研究者は厳しい自己(相互)査定をするべきだし、
自らの(研究者村の)欲望を満たすための主張をすることに抑制的であるべきだ
あくまでそこをデフォルトの立ち位置にして、
それでもやはり「今研究すべき」なのであれば、
そう主張することには反対するものではない
しかし、
「あんたらにはわからんだろうが、これは今せねばならんのだよ」
というような態度は許されない
懇切丁寧に、なぜ「今研究すべき」なのかを伝えねばならない
やはりまとまらないけども、
放射性物質モニタリングもせず、
地震に関するいわゆる「役に立たない」調査をする、
そんな自分自身の現状に、
強い違和感を覚えているのは間違いなく、
ボクがもう一人いれば、
そいつからは間違いなく厳しく糾弾されるだろうという思いがある
でも、もはや自分ではコントロールできない次元で物事が動いている以上、
それに加担しないのは本当の意味で無駄になってしまうので、
参加せざるをえないし、動かざるをえない
そういう部分で、ちょっと精神的にヤバイ
ということで、
航海に行ってきます
最近つぶやきさんばかりでコチラが留守がち
アチラで小さな話を出していると、
コチラは必然的に大きな話になってしまって、
今までのように仕事前のオーミングアップでは無理なのです
困った
これは仕事の息抜きで書いてます
今日は昼サッカーできないし
Tweet
アチラで小さな話を出していると、
コチラは必然的に大きな話になってしまって、
今までのように仕事前のオーミングアップでは無理なのです
困った
これは仕事の息抜きで書いてます
今日は昼サッカーできないし