自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
「クリアーなロジックで、平明な文体で、カラフルな比喩を駆使し、身にしみる実例を挙げて」
from 内田樹の研究室「http://blog.tatsuru.com/2011/07/05_1924.php」
from 内田樹の研究室「http://blog.tatsuru.com/2011/07/05_1924.php」
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おそらく本業は、
「普通の人には測れないような微量のガスを、
簡単に測れてしまうようにすること」
なんだと思っています
いや、知らんけど
しかし分析装置をいじるのって、
航海と航海の間みたいな細切れな時間だと難しくって、
いや、メモとかちゃんととれば出来るんだけど、
ボクにはそれは難しくって、
まったく前に進んでいません
そこで、モノのわかる業者さんに手伝ってもらって、
「アレとコレとがあればコンナンできるよね!」
みたいな相談をして、
モノを買いそろえるというのをしてます
これは結構良い感じ
やはりパートさんでも分析できるような状態にしておくと、
バンバンデータが出て、良いよね
やりがいがあります
はよやってしまおう
Tweet
「普通の人には測れないような微量のガスを、
簡単に測れてしまうようにすること」
なんだと思っています
いや、知らんけど
しかし分析装置をいじるのって、
航海と航海の間みたいな細切れな時間だと難しくって、
いや、メモとかちゃんととれば出来るんだけど、
ボクにはそれは難しくって、
まったく前に進んでいません
そこで、モノのわかる業者さんに手伝ってもらって、
「アレとコレとがあればコンナンできるよね!」
みたいな相談をして、
モノを買いそろえるというのをしてます
これは結構良い感じ
やはりパートさんでも分析できるような状態にしておくと、
バンバンデータが出て、良いよね
やりがいがあります
はよやってしまおう
昼過ぎにボスがきて、
ちょっともじもじしてから、
「船、乗れや」
うちの優秀なテクニシャンズが陸上のラボを10日間も離れたら、
ラボの仕事がどれだけ停滞してしまうか
そう考えたら、
つまり「陸上にいてもいなくてもかまわない」ランキングで言えば、
ボクが栄えある一位という論理により、
今回の乗船が決まったようです
こうしてまた、
またしても、
航海に連れ出されるのです
今回は放射性物質モニタリングと、
地震関係の海底調査の両方のようです
まぁボチボチ働きつつ、
デスクワークをこなそうかな、と
2011年だけで、
会社の運営している5つの「ひらがな」船舶をコンプリート
ちょっとおかしい
Tweet
ちょっともじもじしてから、
「船、乗れや」
うちの優秀なテクニシャンズが陸上のラボを10日間も離れたら、
ラボの仕事がどれだけ停滞してしまうか
そう考えたら、
つまり「陸上にいてもいなくてもかまわない」ランキングで言えば、
ボクが栄えある一位という論理により、
今回の乗船が決まったようです
こうしてまた、
またしても、
航海に連れ出されるのです
今回は放射性物質モニタリングと、
地震関係の海底調査の両方のようです
まぁボチボチ働きつつ、
デスクワークをこなそうかな、と
2011年だけで、
会社の運営している5つの「ひらがな」船舶をコンプリート
ちょっとおかしい
やはりさ、
自分が社会的にいかなる存在であるかというのは、
しっかりと考えておくべきことだと思うのです
たとえば自分が被差別弱者の代表をしていたなら、
その言動は弱者のそれであってもかまわないし、
だからこそ通る要求ってのもあったと思う
でも一度立場が変わって、為政者になったのであれば、
もはや弱者ではない
だからこれまでのような振る舞いをすることはできない
翻って研究業界だが、
研究者には、なんとなく、
「文科省に金(科研費)を握られている」
というような部分などで、
「自分たちは弱者」的な言説が蔓延している
しかしそれは違うと思う
研究者というのは例外的な立場にある
社会の要請の無いような科学に対しても、
税金から支払われる給料と、
税金から支払われる研究費で取り組み、
その成果については、
基本的に研究者の内輪での審査に一任されている
もちろんアウトリーチがどうこうとか、
文科省の審査がどうこうとか、
そういうこともあろうとは思うが、
それでもやはり、
特異な立場にあることは間違いない
だから、
研究者の国民に対する基本的な態度というのは、
「科学の発展は皆さんの利益につながります」
ではなく、
「皆さんの寛容のおかげで科学させてもらってます」
だと思う
その上で、
「いつも支援をありがとう。ほんの気持ちですが、この成果を役立ててください」
ってな具合に、成果を社会に還元するものではないか
科学研究の国際競争力に触れて、
「他の国に負けられん」「国力が」
という言い分で、
科学研究の進展に力を入れているが、
本当にそれは必要なことなのか
たとえば画期的な癌の治療法が見つかって、
癌による死亡が劇的に減るとする
でも、そのために資源をバンバン使っていては、
「長生きできるけど、資源無いから原始的な生活」
みたいになって、
ひいては「食糧難で餓死が癌死を上回る」なんてことにもなりかねない
これも全然荒唐無稽な話ではなく、
たぶん石油はむこう150年ぐらいで枯渇するから、
300年後ぐらいには十分起こりうる話
そういうことを考えた結果、
日本の研究者人口を、
たとえば1/3ぐらいにした方が、
色んな意味でみんな幸せになれるんじゃないかなぁ
ということで、
ボクはお先に業界から抜け出して、
業界批判の急先鋒としてペンで戦うかもしれないし、
あるいは行政の方から指摘するかもしれない
自分の将来が、
そういう意味で、
わからなくなってきた最近です
Tweet
自分が社会的にいかなる存在であるかというのは、
しっかりと考えておくべきことだと思うのです
たとえば自分が被差別弱者の代表をしていたなら、
その言動は弱者のそれであってもかまわないし、
だからこそ通る要求ってのもあったと思う
でも一度立場が変わって、為政者になったのであれば、
もはや弱者ではない
だからこれまでのような振る舞いをすることはできない
翻って研究業界だが、
研究者には、なんとなく、
「文科省に金(科研費)を握られている」
というような部分などで、
「自分たちは弱者」的な言説が蔓延している
しかしそれは違うと思う
研究者というのは例外的な立場にある
社会の要請の無いような科学に対しても、
税金から支払われる給料と、
税金から支払われる研究費で取り組み、
その成果については、
基本的に研究者の内輪での審査に一任されている
もちろんアウトリーチがどうこうとか、
文科省の審査がどうこうとか、
そういうこともあろうとは思うが、
それでもやはり、
特異な立場にあることは間違いない
だから、
研究者の国民に対する基本的な態度というのは、
「科学の発展は皆さんの利益につながります」
ではなく、
「皆さんの寛容のおかげで科学させてもらってます」
だと思う
その上で、
「いつも支援をありがとう。ほんの気持ちですが、この成果を役立ててください」
ってな具合に、成果を社会に還元するものではないか
科学研究の国際競争力に触れて、
「他の国に負けられん」「国力が」
という言い分で、
科学研究の進展に力を入れているが、
本当にそれは必要なことなのか
たとえば画期的な癌の治療法が見つかって、
癌による死亡が劇的に減るとする
でも、そのために資源をバンバン使っていては、
「長生きできるけど、資源無いから原始的な生活」
みたいになって、
ひいては「食糧難で餓死が癌死を上回る」なんてことにもなりかねない
これも全然荒唐無稽な話ではなく、
たぶん石油はむこう150年ぐらいで枯渇するから、
300年後ぐらいには十分起こりうる話
そういうことを考えた結果、
日本の研究者人口を、
たとえば1/3ぐらいにした方が、
色んな意味でみんな幸せになれるんじゃないかなぁ
ということで、
ボクはお先に業界から抜け出して、
業界批判の急先鋒としてペンで戦うかもしれないし、
あるいは行政の方から指摘するかもしれない
自分の将来が、
そういう意味で、
わからなくなってきた最近です
地震以降のドタバタ劇も一段落で、
7月は基本的に出張がない
4月頭から、
EGU-みらい-大槌-JpGU-第二白嶺-よこすか-福島モニタリング
と、怒濤のお出かけラッシュでした
もうヘロヘロ
気付いたらデスクワークやラボワークがエライコッチャです
目の前の「やらねばならぬリスト」は、
もはや風景となっていますね
とりあえず直近では、
地震がらみの論文書きが急ぎの仕事
それから水素同位体論文と沖縄速報論文があって、
ラボの分析ライン立ち上げが3種
航海の試料は、もう一昨年ぐらいから溜まり続けていて、
そのうちに再訪計画が決まったりして、
じゃあまた後日、みたいなノリでドンドン先送り
と、
いうようなことも、
「研究なんてやってる場合じゃないよな」
って気分に覆われて、
考えることすらバカらしくなる
精神的な意味で、
研究者を続けるのは難しいかも
ボクがボクに対して、
「お前の人生でやるべきことはコレだ」って言うなら、
それは研究で無いことは確かだ
とはいえ、とはいえなのです
人生は難しい
だから面白いのですが
Tweet
7月は基本的に出張がない
4月頭から、
EGU-みらい-大槌-JpGU-第二白嶺-よこすか-福島モニタリング
と、怒濤のお出かけラッシュでした
もうヘロヘロ
気付いたらデスクワークやラボワークがエライコッチャです
目の前の「やらねばならぬリスト」は、
もはや風景となっていますね
とりあえず直近では、
地震がらみの論文書きが急ぎの仕事
それから水素同位体論文と沖縄速報論文があって、
ラボの分析ライン立ち上げが3種
航海の試料は、もう一昨年ぐらいから溜まり続けていて、
そのうちに再訪計画が決まったりして、
じゃあまた後日、みたいなノリでドンドン先送り
と、
いうようなことも、
「研究なんてやってる場合じゃないよな」
って気分に覆われて、
考えることすらバカらしくなる
精神的な意味で、
研究者を続けるのは難しいかも
ボクがボクに対して、
「お前の人生でやるべきことはコレだ」って言うなら、
それは研究で無いことは確かだ
とはいえ、とはいえなのです
人生は難しい
だから面白いのですが
土曜日の被災地を思うマジメな飲み会で、
あまりゆっくりと話せなかったのだけど、
「いま、地震に関する研究をすること」について、
やはり倫理的というか、感情論的というか、
そういう部分まで見据えておかねばならないだろう、
というような話題があった
たとえば、
「東北地震のメカニズムを明らかにする」
って研究について、
国民からは一定の理解が得られるだろうが、
一方で、
「今までさんざんメカニズム研究やってきてるだろ」
「メカニズムがわかれば予知ができるのか」
「次の地震では被害は出なくなるのか」
というような意見も出るだろうし、
それについては(たぶん)納得させるだけの回答はできないだろう
さらにたとえば、
「地震生命圏仮説を検証する」
っていう(ボクが取り組んでいる)研究については、
国民から理解が得られるだろうか
まぁ得られないでしょう
ボクの意見では、
両方とも極めて理学的、もっと言うと、
「短期的には何の役に立たない」
という意味で、
大きな差は無いと思う
それはさておき、
いや、さておかないけど、
「この未曾有の大地震だからこそ、今研究すべきなのである」
というフレーズを使うことの危険性は、
どちらの種の研究にもつきまとうだろう
いつも通り、ちっともまとまらない
ちょっと視点を変えよう
どんな研究であれ、
「今研究すべき」というのは、
「研究者村」の言い分であって、
それは一般社会には到底受入れがたいものであろう
もし「研究者村」が利益団体であれば、
自らの言い分を前面に押し出して、
村の利益になるよう主張すれば良いだろう
でも、それは違うだろう
研究者というのは例外的に特異な立ち位置にある
莫大な税金が(村に)投入されていながら、
その使途に自由が与えられている業界は他に類を見ない
そのような特権的な立場が許されてきたのは、
「学者は高い知性とともに高い倫理観を有している」
という暗黙の了解が根底にあったからではないか
査定機関が存在しないのだから、
研究者は厳しい自己(相互)査定をするべきだし、
自らの(研究者村の)欲望を満たすための主張をすることに抑制的であるべきだ
あくまでそこをデフォルトの立ち位置にして、
それでもやはり「今研究すべき」なのであれば、
そう主張することには反対するものではない
しかし、
「あんたらにはわからんだろうが、これは今せねばならんのだよ」
というような態度は許されない
懇切丁寧に、なぜ「今研究すべき」なのかを伝えねばならない
やはりまとまらないけども、
放射性物質モニタリングもせず、
地震に関するいわゆる「役に立たない」調査をする、
そんな自分自身の現状に、
強い違和感を覚えているのは間違いなく、
ボクがもう一人いれば、
そいつからは間違いなく厳しく糾弾されるだろうという思いがある
でも、もはや自分ではコントロールできない次元で物事が動いている以上、
それに加担しないのは本当の意味で無駄になってしまうので、
参加せざるをえないし、動かざるをえない
そういう部分で、ちょっと精神的にヤバイ
ということで、
航海に行ってきます
Tweet
あまりゆっくりと話せなかったのだけど、
「いま、地震に関する研究をすること」について、
やはり倫理的というか、感情論的というか、
そういう部分まで見据えておかねばならないだろう、
というような話題があった
たとえば、
「東北地震のメカニズムを明らかにする」
って研究について、
国民からは一定の理解が得られるだろうが、
一方で、
「今までさんざんメカニズム研究やってきてるだろ」
「メカニズムがわかれば予知ができるのか」
「次の地震では被害は出なくなるのか」
というような意見も出るだろうし、
それについては(たぶん)納得させるだけの回答はできないだろう
さらにたとえば、
「地震生命圏仮説を検証する」
っていう(ボクが取り組んでいる)研究については、
国民から理解が得られるだろうか
まぁ得られないでしょう
ボクの意見では、
両方とも極めて理学的、もっと言うと、
「短期的には何の役に立たない」
という意味で、
大きな差は無いと思う
それはさておき、
いや、さておかないけど、
「この未曾有の大地震だからこそ、今研究すべきなのである」
というフレーズを使うことの危険性は、
どちらの種の研究にもつきまとうだろう
いつも通り、ちっともまとまらない
ちょっと視点を変えよう
どんな研究であれ、
「今研究すべき」というのは、
「研究者村」の言い分であって、
それは一般社会には到底受入れがたいものであろう
もし「研究者村」が利益団体であれば、
自らの言い分を前面に押し出して、
村の利益になるよう主張すれば良いだろう
でも、それは違うだろう
研究者というのは例外的に特異な立ち位置にある
莫大な税金が(村に)投入されていながら、
その使途に自由が与えられている業界は他に類を見ない
そのような特権的な立場が許されてきたのは、
「学者は高い知性とともに高い倫理観を有している」
という暗黙の了解が根底にあったからではないか
査定機関が存在しないのだから、
研究者は厳しい自己(相互)査定をするべきだし、
自らの(研究者村の)欲望を満たすための主張をすることに抑制的であるべきだ
あくまでそこをデフォルトの立ち位置にして、
それでもやはり「今研究すべき」なのであれば、
そう主張することには反対するものではない
しかし、
「あんたらにはわからんだろうが、これは今せねばならんのだよ」
というような態度は許されない
懇切丁寧に、なぜ「今研究すべき」なのかを伝えねばならない
やはりまとまらないけども、
放射性物質モニタリングもせず、
地震に関するいわゆる「役に立たない」調査をする、
そんな自分自身の現状に、
強い違和感を覚えているのは間違いなく、
ボクがもう一人いれば、
そいつからは間違いなく厳しく糾弾されるだろうという思いがある
でも、もはや自分ではコントロールできない次元で物事が動いている以上、
それに加担しないのは本当の意味で無駄になってしまうので、
参加せざるをえないし、動かざるをえない
そういう部分で、ちょっと精神的にヤバイ
ということで、
航海に行ってきます
最近つぶやきさんばかりでコチラが留守がち
アチラで小さな話を出していると、
コチラは必然的に大きな話になってしまって、
今までのように仕事前のオーミングアップでは無理なのです
困った
これは仕事の息抜きで書いてます
今日は昼サッカーできないし
Tweet
アチラで小さな話を出していると、
コチラは必然的に大きな話になってしまって、
今までのように仕事前のオーミングアップでは無理なのです
困った
これは仕事の息抜きで書いてます
今日は昼サッカーできないし
第二白嶺丸にはBMSという掘削装置があって、
これは海底にヤグラを降ろして、
そのヤグラをベースにして海底を掘削するモノ
濾過海水を利用することで、
微生物的にクリーンなサンプリングができるらしい
今回は沖縄トラフの伊是名と伊平屋北に行って、
ホリホリしてきました
成果は上々というか、まぁこんなもん、というか、って感じで、
ボチボチでした
今回は何と言っても熱水王子こと、
Q大バシジュンさんと初の同乗で、
大変楽しませてもらいました
他にも大人の女、ミヨシに加え、
オーモリもヨシコもほどよくアホでしたね
キャバズミ君は太鼓持ちでした
ワタナベ君も前日入りしてれば、ね
万次郎先生はへろへろでした
疲れたけど、まぁ参加して良かったかな
Tweet
これは海底にヤグラを降ろして、
そのヤグラをベースにして海底を掘削するモノ
濾過海水を利用することで、
微生物的にクリーンなサンプリングができるらしい
今回は沖縄トラフの伊是名と伊平屋北に行って、
ホリホリしてきました
成果は上々というか、まぁこんなもん、というか、って感じで、
ボチボチでした
今回は何と言っても熱水王子こと、
Q大バシジュンさんと初の同乗で、
大変楽しませてもらいました
他にも大人の女、ミヨシに加え、
オーモリもヨシコもほどよくアホでしたね
キャバズミ君は太鼓持ちでした
ワタナベ君も前日入りしてれば、ね
万次郎先生はへろへろでした
疲れたけど、まぁ参加して良かったかな
放射性物質の海洋汚染に関連して、
色々な議論が様々なところで行われている
海洋学会は提言を出した
この内容は至極まっとうで、
その通りに実施すべきと考えられるものである
一方で、
実際に研究船を動かす組織からは、
この提言を完遂しようとする動きは見られない
もちろん、
それぞれの船舶で幾ばくかの努力をして、
それなりの貢献をしようとはしている
しかし、
それは「震災前に決定した研究ありき」であって、
「何は無くとも今は放射性物質モニタリング」というわけではない
海洋調査の船舶運航をコントロールできる立場にいるモノの多くは、
海洋学会員でもあろう
彼らは学会提言の実現に全力を尽くしているのだろうか
「われわれは研究を止めない」とか、
「学術研究の独立性」とか、
美辞麗句のようなものを並べているけども、
果たしてその内実はどうなのだろう
今、ウナギの卵や熱水鉱床を探す必要があるのか、
太平洋の微量元素組成を調べる必要があるのか
「今やらなければならないこと」と、
「可能な限り早急に実施すべき事」との間には、
大きな隔たりがある
まったく意味が違うことだと言ってもいい
海洋学の目的とは何なのだろうか
海を良く知り、海洋と生命の共存共栄を求めることではないか
ヒトがその利己的行為によって海洋を汚染している今この時に、
それに背を向けてでもしなければならない研究が存在するのか
学者として、
胸を張って、
「福島沖モニタリングよりも重要な研究があるのだ」
と言えるのか
船舶の運航をコントロールできる立場にいる研究者に、
「こんなことやってる場合じゃないだろ」と言う人はいないのか
ボクは、まだ、そのような立場にない
そのことが悔しい
あまりに無力だ
そんなボクに今できることは、
早くそういう立場に至るために努力すること
それしかない
実力無き理念は戯言に過ぎない
Tweet
色々な議論が様々なところで行われている
海洋学会は提言を出した
この内容は至極まっとうで、
その通りに実施すべきと考えられるものである
一方で、
実際に研究船を動かす組織からは、
この提言を完遂しようとする動きは見られない
もちろん、
それぞれの船舶で幾ばくかの努力をして、
それなりの貢献をしようとはしている
しかし、
それは「震災前に決定した研究ありき」であって、
「何は無くとも今は放射性物質モニタリング」というわけではない
海洋調査の船舶運航をコントロールできる立場にいるモノの多くは、
海洋学会員でもあろう
彼らは学会提言の実現に全力を尽くしているのだろうか
「われわれは研究を止めない」とか、
「学術研究の独立性」とか、
美辞麗句のようなものを並べているけども、
果たしてその内実はどうなのだろう
今、ウナギの卵や熱水鉱床を探す必要があるのか、
太平洋の微量元素組成を調べる必要があるのか
「今やらなければならないこと」と、
「可能な限り早急に実施すべき事」との間には、
大きな隔たりがある
まったく意味が違うことだと言ってもいい
海洋学の目的とは何なのだろうか
海を良く知り、海洋と生命の共存共栄を求めることではないか
ヒトがその利己的行為によって海洋を汚染している今この時に、
それに背を向けてでもしなければならない研究が存在するのか
学者として、
胸を張って、
「福島沖モニタリングよりも重要な研究があるのだ」
と言えるのか
船舶の運航をコントロールできる立場にいる研究者に、
「こんなことやってる場合じゃないだろ」と言う人はいないのか
ボクは、まだ、そのような立場にない
そのことが悔しい
あまりに無力だ
そんなボクに今できることは、
早くそういう立場に至るために努力すること
それしかない
実力無き理念は戯言に過ぎない
日本最大の地球科学系学会、
地惑連合の年次大会に行ってきました
元々インド洋航海と重複していたので、
発表申し込みはしておらず、
航海中止となった後も会場には行かないつもりだったが、
会議系が3件入ったので、せっかくだから行くことにした
月曜は鉱物生命セッションを中心に、
大気化学などをぶらぶら
ORI同期のイワモトと久々に遭遇
お元気なようで何より
イタリアに行くらしいので、壮行会が必要か
北の恩師とも雑談など
火山水素温度計のGCAに載るお話
良いデータで簡潔な議論で良いのだろうけど、
まったく興味の対象ではないのであまり感動せず
「ドクターがいなくなったから自分で書けるようになった」
とおっしゃる通り、主著論文量産体制のようである
45を前に再アクセルというのは凄い
夜はシブヤさんつながりで丸研会
コミヤさんは良いヤツで、
アニキはすばらしかった
大変満足度は高いが、寝不足
火曜はまず学会の会合
あいかわらず、何だかなぁ、であった
みんな喋りすぎ
端的に、この場で必要なことを話そうよ
会長がお元気で、強い姿勢を見せようとしたので、良しとしよう
続いて大河の会合
学生の国内留学制度は継続するようで、
事務局業務のようなものは、またボクなのだろうね
がんばりますよ
研究の話になると良い意味でグダグダ
6時間弱でヘロヘロ
去年の航海に参加した現M1コンビのヤマガミ・オーモリが、
大変勉強になりました、ということであったので良しとしよう
夜は月末からの航海の打ち合わせ
大将と参謀の焦らし戦術に負けて1本勝負を認めてしまったが、
2本以上は無しよ、という言質をとったので良しとしよう
すべて「良しとしよう」という判断というのは、
「まぁこんなもんでしょ」ってことで、
悪くないのです
後味の悪い話が最近多かったので、前向きに、良しとしよう、です
ホテルで泥のように眠って朝一で会社に戻り出勤
疲れたけど、実り多い出張だったように思う
やはり感じることは、
特に未知の世界や、人との接点を意識して、
自分から動いてみると、何かが起こる
「何かが起こりそうな場所・人」に対するアンテナは持っておくべきだし、
感度はビンビンに磨いておいた方が良い
しかも、しょせん研究者村の世界なんだから、遠慮はご無用ですよ
偶然か必然かはわからんが、
丸研のアニキも、
某大気化学スーパーエースも、
「考える前に跳べ」
と言っていました
それはうちのボスである1031が言うところの、
「ほなやれや」「はよせいよ」
と同意なのでしょうね
Tweet
地惑連合の年次大会に行ってきました
元々インド洋航海と重複していたので、
発表申し込みはしておらず、
航海中止となった後も会場には行かないつもりだったが、
会議系が3件入ったので、せっかくだから行くことにした
月曜は鉱物生命セッションを中心に、
大気化学などをぶらぶら
ORI同期のイワモトと久々に遭遇
お元気なようで何より
イタリアに行くらしいので、壮行会が必要か
北の恩師とも雑談など
火山水素温度計のGCAに載るお話
良いデータで簡潔な議論で良いのだろうけど、
まったく興味の対象ではないのであまり感動せず
「ドクターがいなくなったから自分で書けるようになった」
とおっしゃる通り、主著論文量産体制のようである
45を前に再アクセルというのは凄い
夜はシブヤさんつながりで丸研会
コミヤさんは良いヤツで、
アニキはすばらしかった
大変満足度は高いが、寝不足
火曜はまず学会の会合
あいかわらず、何だかなぁ、であった
みんな喋りすぎ
端的に、この場で必要なことを話そうよ
会長がお元気で、強い姿勢を見せようとしたので、良しとしよう
続いて大河の会合
学生の国内留学制度は継続するようで、
事務局業務のようなものは、またボクなのだろうね
がんばりますよ
研究の話になると良い意味でグダグダ
6時間弱でヘロヘロ
去年の航海に参加した現M1コンビのヤマガミ・オーモリが、
大変勉強になりました、ということであったので良しとしよう
夜は月末からの航海の打ち合わせ
大将と参謀の焦らし戦術に負けて1本勝負を認めてしまったが、
2本以上は無しよ、という言質をとったので良しとしよう
すべて「良しとしよう」という判断というのは、
「まぁこんなもんでしょ」ってことで、
悪くないのです
後味の悪い話が最近多かったので、前向きに、良しとしよう、です
ホテルで泥のように眠って朝一で会社に戻り出勤
疲れたけど、実り多い出張だったように思う
やはり感じることは、
特に未知の世界や、人との接点を意識して、
自分から動いてみると、何かが起こる
「何かが起こりそうな場所・人」に対するアンテナは持っておくべきだし、
感度はビンビンに磨いておいた方が良い
しかも、しょせん研究者村の世界なんだから、遠慮はご無用ですよ
偶然か必然かはわからんが、
丸研のアニキも、
某大気化学スーパーエースも、
「考える前に跳べ」
と言っていました
それはうちのボスである1031が言うところの、
「ほなやれや」「はよせいよ」
と同意なのでしょうね