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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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地方国立大学内に地域の焼却炉を作る

最新鋭の焼却炉の実践的開発・建築(工学部)
火力発電的にエネルギーを学内利用(経営)
CCS技術開発のテスト(工学部・理学部)
炉に実験用スペースで大型の高温実験(理学部)
擬似医療ウンタラとか気にせず廃棄(生物系理系研究がラクチン?)
高性能でゴミの分別いらず(地域の人口増に貢献)
街中で焼却できれば輸送コスト削減(地域財政に貢献)
機密書類の処理

とか何とかね
色々と面白いことが起こると思うんだけどなぁ
もうどこかでやられているんだろうかね

伊平屋北熱水、掘削事後調査

掘削直後のシナシナを見ていたので、
どうせ何もないだろうと思って、
終始ラックリモードだったわけですが、
行ってみたら掘削孔からビュービューでした
しかも遠いヤツからも
しかも化学組成もムッフーンな予感です
これは凄いことですぞ

「かいよう」は2003年以来で7年ぶり2度目
独特の四次元殺法的な揺れに惑わされたものの、
これまた独特のお食事を堪能し、
沖縄とはいえ2月は寒かったものの、
娯楽室はアツイマンガがいっぱいでした


下船後、那覇から羽田、伊丹と飛び、
京都で結婚式に参加
0時過ぎまで飲んで5時に起きて始発で帰宅
ふらふらですが、
明日から通常営業です 
げふん
個人にせよ団体にせよ、
それらしい振る舞いというのがある
あるのだけども、
それは最大公約数というか、
現状の多数派の緩やかな総意のようなものなので、
特に時間軸に対して威力を持たない

今というものが今しか存在し得ない以上、
そういった振る舞いは、つまりはフィクションなので、
そういう振る舞いにはフィクションとしての、
どこかしら嘘くささがあるし、
厚みを感じない

フィクションの人工的であるがゆえのツルっとした感じは、
非常に心地が良く、
中身の精査に至らないまま流れることが多いが、
本当の生身にはザラッとした部分があり、
そのザラッとした部分がダイバーシティーを担っている

だから、
やっぱり生身感は大事にしたいし、
フィクションと自分の同一視というのは大変に危険だ
 

というようなことを、
昨日の学会会議と、
今日の夜ご飯のおしゃべりで考えた
今の科学界はピアレビューシステムで動いていて、
そこから抜け出すことは、まぁ現実的ではない

論文業績が増えねば職は得られないわけで、
だから自分の論文を早く世に出したい
一方で査読の仕事がやってくると、
自分の論文を書く時間が削がれる

査読はボランティアだから引き受けなくても良いし、
査読をしないからって、
自分の論文を査読してもらえないわけじゃない

でも、
もし自分が査読を受けなくて、
どこかの誰かが査読を担当することになり、
それが自分の論文の査読者でもあったら、
回り回って自分の論文の査読が遅くなるということでしょう

それってのは、
愛と欲望のはざま、なんじゃないかと思った
世界が欲望におかされると、
ピアレビューシステムはついに止まるだろう
世界が愛に溢れれば、
ピアレビューシステムはまわり続けるだろう

愛の背景に打算があるのかないのかはわからないが、
少なくとも表面的には他者のために働くからこそ、
世の中は回るんだよね
みんなが自分のことだけを考える欲望に負けると、
いずれ世界は止まり自分も止まるんだよね

プレゼンだってそう
「自分の研究を知らしめたい」という欲望では世界は動かない
「自分の研究が世界に羽ばたいてほしい」「相手に知ってもらいたい」
という愛が世界を動かす

ボクを、ボクの研究を聞くために時間を割いてくれた皆さんに、
少しでも幸せになって帰ってもらいたい
だから研究的に面白い話をしたいし、
単に10分間の物語として楽しい話をしたいし、
耳が痛い話も広義では幸せになってもらっているのだ、と思っている

世の中、愛ですな
最近、本当にそう思います
愛だろ、愛

今年のテーマの公共性は、
つまるところ愛なんだな

卒論(修論・博論)の季節で、
ツイッターやブログで多くの話題・言及を目にした

その中でも、
今年一番目にした(というか心に引っかかった)のは、
「卒論は単著だから・・・」的な言及

その後に続く言葉や、
その中身のうちで、
もっとも極論なのが、
卒論の指導なんてしない
というもの
ここから主義主張の方向や強さは異なるものの、
「卒業研究指導はするが卒論本体には赤を入れない」
「卒論には赤を入れるが卒論発表の指導はしない」
などがあるようだった

またその後ろには、
「出来次第、私の判断でダメなら学位はあげない」
「出来次第、周りの教員がダメというなら学位はあげない」
「どんな出来でも卒業はさせる」
というような事後対応への温度差もある

もちろんその背景には、
就活における新卒・学歴至上主義などがあり、
「企業への内定なんて知ったこっちゃない」
「内定のある子には学位あげないで恨まれたら面倒」
「こんな出来で大学院は無理」
「大学院に入って鍛えればいい」
といった部分もあるわけです 


という話題について、
近い将来、自分が大学教員になると思うと、
やはり自分の哲学は洗い出しておきたいと思ったわけです


「卒論は単著だから本人が責任を持つ」というのは、
もちろんその通りだと思う
だからといって、
「赤ペンやコメントで本人の意向を変えるのは単著にはそぐわない」
というのは違うと思う

むしろ、
いろんな人から赤ペンやコメントをもらうことは、
文献調査をするのと同じような作業だと思う
そして、
その中から求められていることを満たすものを取捨選択し、
その上で著者本人の主張を展開する能力こそが、
「単著としての卒論」には求められている

「単著だから」その内容の責任は本人にあるわけだが、
「だから手を加えない」というのは理屈が通らない
そう言うのであれば、
「甘んじて手を加えられる」ことも含めて本人の責任であって、
「手を加えられても拒否すること」も本人の責任である
そういう判断をできる人間であることが、
卒業研究をできているということであるし、
学位にふさわしいのではないか

教育熱心な大学教員である発声練習さんの、
もっとも注目を集めるエントリーでは、
「自分の主張の正しさを自分の言葉で言えない学生」に言及していて、
それこそが卒論研究で身につけるべきものであるようなことを記述している
ボクはこの主張に同意する

もし教員が「自分の施した修正を無視した学生は落第」とするのであれば、
コンテンツの科学的議論の意味ではきっと正しいのだろうし、
感情論での発言であれば、職を辞して東京湾にでも沈めばいい


ボクは(将来の)自分の学生に対して、
無機質な単位論・大学論・卒論論を展開する気はない
そこは人間同士なのだから、
体温の通ったメッセージを送りたいし、
届いてほしいと願う
だからきっと、
猛烈に赤ペン先生するだろうし、
発表練習でもコメントすると思う

それと同時に学生には、
修論の代わりに退学願」氏まではいかずとも、
そういう視点で大学というものを見てほしいし、
そういうことを伝えられる人間でありたいと思う


土曜に牡蠣を食べすぎ、
日曜にも残りの牡蠣を食べたせいか、
大変ムラムラする
いや、性的な意味ではなく、
肉体的に
グワー!って走り出したい気分 

一方で変な夢をみたせいか、
頭はぼーっとしていて、
そのムラムラ感を仕事へのエネルギーに転換できない

今日は比色分析用の試薬の秤量をしようと思っていたが、
こんな状態であんな小手先の作業はできない
昼サッカーでガス抜きが必要だ

某N誌に落とされた
気落ちせずN-G誌に再投稿だ
最後はGJ誌が待っているからね
大胆に行こうね

ナリタンセイ論文
大筋はできたしほぼ完成に近づいている
単位計算をミスって3桁ぐらい結果が変わるが、
定性的には議論に変更はないので問題なし
しかしphotobiologicalなH2 productionってのを、
どれだけ加味するかが問題なんだよな
イントロの時点で可能性を排除してしまうか、
議論の最初で排除するか、
定量的に扱おうと試みるか(これは難しいが)
ふむ


このたび上司である1031さんの処女作が上梓されました
すばらしいレビューがアマゾンさんに寄せられていますね(照)

また、うちのヨメが在籍していた東大のチームが、
ついにウナギの卵を見つけたとリリースされました

「理科離れ」なんてないよと言い続けていますが、
ウナギ報道なんかを見ていると、
それを実感しますね

しかし、
ウナギチーム、
船内の動画があって、
テレビ報道でバシバシ使われてるんですよ
これはやらねば

次のインド洋航海は、
私設撮影班としてがんばります
 
分析の合間にたまったRSSチェックをしたら、
環境研のオーキさんの論文を発見
なんと2009年末の白鳳航海のデータ
は、はやい
と思ったが、
むしろコチラが遅いのか
今書いているのは2007年航海だしね
むむ


5月末からの航海までに投稿してしまい、
レビュー待ちに利用しようと思ったら、
やはり5月頭の時点で投稿できる状態にしていなければなるまい
最優先のH2培養は、最後のデータが出てくるのが2月末
そこからすべてを注力して間に合うかどうか

となると、
2月末までに南奄西と成田とは最低でも仕上げねば

伊是名速報は、3月ブルーアース用に議論をまとめるので、
インド洋航海中に書くことになるか

コバヤシメタンも航海中かね?
となるとエタンは?
 
「すまんがよろぴく」
ということで、
5月末から40日のインド洋航海が入りました


「シーズン2、お前が乗らんでどうするねん」
ということで、
来年頭にも30日オーバーの沖縄航海でしょう


「2012年度の航海計画ですが・・・」
ということで、
2012年はすでに100日以上乗船することが、
ほぼ内定状態です


これらに加え、
自分の首席航海や、
断れない筋からのオファー航海もあり、
さらに同位体マスのライン立ち上げとか言われて、
マジでマイッチングです
いや、光栄ではあるのですよ


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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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