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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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主著者・コレスポ著者・共著者で、役割が違うみたいな話。
まぁ実践的にはそうかもしれん。
でも一応の理念上は、すべての著者は等しく責任があるという設定じゃないのか。

ボクはそう(すべての著者の責任は等しいという理念があると)思っているのだけど、
大部分の人はそう思ってはいないように感じる。
これはジャパンだからなのか、国際的にそうなのか、それはわからんけども。


コレスポについては、単なる連絡担当係だと思っている。
だから全然重視していない。
慣習的にボスキャラである証拠みたいになってるけど、そんなん知らん。
投稿作業みたいな面倒なことを担当してくれるんだから「どうぞどうぞ」である。


自分が共著者である場合。

自分が主著者で書き進めるのと同じ強度で原稿に向かう。
世間的には「主著者を尊重して」「主著者の書きたいように」という意識があるようだ。
そこは中身の意味で、つまりデータの吟味を一番深くしているだろうから、
詳細な部分の書きぶりに見えない背景があっての文脈が込められていることもあると思う。
そんな文脈を残しておくべきだろうと考えることも、ありえるとは思う。

でも、まずはそんなことは忖度しないで、書いてあることをそのまま読んでコメントする。
まったくの書き直しや、大規模な組み替えも提案する。
共著者側から提示されるものに対して、主著者がどう対応するかの問題であって、
最初から主著者(の心情?)を慮って、共著者側から薄い反応しか返さないのは、ありえない。
ありえないというか、原稿を向上させる意味で、それじゃ役立たずだ。

主著者が共著者のコメントを反映するか否かは、主著者の判断だ。
その結果、共著者として重要だと思うコメントが反映されないならば、
なぜ反映しないのかと説明を求める権利が共著者にはあるし、主著者はそれに回答する義務がある。
それが出来ない場合は(過去に実際そういう事態があったけど)、共著者から抜ける。
投稿原稿に責任が持てない(納得がいっていない)以上、著者であり続けるべきではない。


自分が主著者である場合。
ボクは自分が共著者である場合と同じぐらいの貢献を、共著者に求める。
求めるけど、返ってくるのは「一般的な共著者」の水準の内容でしかない。
これはとても困る。
困るんだけど、それ以上のことを要求は(基本的には)しない。
たぶん、共著者としては「主著者のことを慮って」いるのだろうから。
そんな配慮はいらないし、その心持ちは原稿の向上に振り向けてもらいたい。

まだ原稿にインプットが欲しくて回覧した時には何の返事もしなかった共著者が、
投稿原稿への承認を求めるメイルには即レスだったりすることは、しばしばある。
しばしばというか、とても頻繁にある。
共著業績が増えてラッキーとか思っているのだろうか。
そういうのマジファ◎ックです。
研究者の看板を降ろしてもらいたいね。


じゃあ「著者に誰を含めるのか」という、いつもの問題になる。

ひとつは「ラボテクは共著に加えるべきか」問題。
うちの研究所では「会社が人件費を払っている職員」であるラボテクが多い。
論文に使うデータの多くは、ラボテクから出てくる。
研究成果への貢献はとても(とてもとても)大きい。
しかし、うちのラボテクの多くは、英語の原稿を通読できる能力がない。

ボクは「英語を読めない人は原稿に責任を持てない」という理由で「著者に含めない」ことにしている。
要するに「研究に対する貢献」よりも「原稿に対する責任」の方を重視する。
だからもちろん、英語の読み書きが出来る人は、ラボテクだろうが著者に加える。

この辺りは、同部署の同僚でも、人によって判断が異なる。
多くの場合は「著者に含める」ようにしていると思う。
おそらく、ラボテクの人事評価に配慮しているのだろう。
あるいは「誰も損はしない」のだから著者に加えるという判断もあるだろう。
他人の判断については、思うところはあるが、口は挟まない。

ボクの中では、ラボテクどうする問題よりも厄介なのが、研究者の共著者だ。
先に述べた「看板を降ろしてもらいたい」部族の方々。
成果に関わるデータを出している。
個人の能力として論文の読み書きは出来る。
だから最初から著者群に加えることになる。
しかし、とにかく原稿に対してウンともスンとも言わない。
でも投稿承認のメイルには返事をする。
とても(とてもとても)態度が悪い。

なんだかなぁ、である。
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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