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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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「どうにかなるでしょ」って気持ちが先行しすぎて,
あんまりマジメに取り組んでいなくて,
そのせいでかえって余計に時間を費やしている気がする。

とりあえずライフラインの稼働と布団は確保した。
あとは追々でもかまわないんだけども,
光回線でテレビもネットもやろうと思っているので,
最初の1週間は天気予報すら確認できないという不安が残る。

チューリッヒ案件が進まぬ中,リバイスの締切だけは刻々と・・・
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3月下旬に葉山へ引越。
まずは自分が動いて,次の週に家族が来る。
電車がない葉山に,車を持たずに引っ越すのはかなり大変っぽい。
日々の食料品ならまだしも,家具家電の買い出しは車がないとつらい。
部屋の採寸もできてないし。
ワンルームから一軒家だから必要になる物品数も膨大だし。
ナギは転園だし,リュウは初めての幼稚園だし。
たぶん総額200万ぐらい出費する。

さらに9月出発予定だったチューリッヒ引越が,
「8月22日から幼稚園はじまるから,それまでに引っ越すべし」
とホストに言われ,急遽8月上旬に前倒し。
7月上旬に10日間の首席航海があるのに・・・。
先に(全然別件として)チューリッヒに行く同僚からの情報に期待しつつ,
早めに動かねばならぬ案件は進めていかねば。
VISA関係は先方でどうにかしてくれるっぽいけど,
住居などはなかなかに手強そう。

4月以降,そして8月以降と,
自分がいない間のラボ運営の算段もせねば。
実験自体の実質ではもう何年も自分では何もしてないけど,
モノ・カネ・ヒトは寝業でゴニョゴニョしているので,
その部分の引継というか伝達もしておく必要があろう。

そして元ポスドクとの共同論文改訂と,
WHOI留学実験論文と,
航海データ論文(複数)と。。。
ふらっとフクスクに現れやがったので。

別に細かいことは何でも良いんだよ。

生きていてくれればそれで十分。

そりゃ元気で楽しそうにいてくれた方がより良いけどね。

兄弟みたいなモンなんだよ。
インド洋航海。

AUVの方は準備万端なんだけども,
表層の方はちょいちょいと心配な要素があって,
やや不安ではある。
しかしやるしかないのだから,やるのである。

まずは移動。
鼻が詰まっている状態での飛行機は怖い。

航海の概要は以下。

平成27年度3船利用課題公募に対し提案した『中央インド洋海嶺南緯 8-17 度域における熱水域探査: AUV「うらしま」潜航調査』および『インド洋における窒素固定を中心とした栄養塩動態の把握』の2課題を実施するYK16-E01航海を,2016年1月11日(モーリシャス)〜1月31日(モーリシャス)に実施する。2課題のうち,前者が「中央インド洋海嶺・AUV潜航・海底熱水活動探査」という海洋底科学的な関心・手法で実施する課題であるのに対し,後者は「インド洋低緯度域・表層採水・窒素固定代謝活性」という海洋科学的な関心・手法で実施する課題である。このように両課題はまったく異なる科学的な関心・手段に基づいている。そんな両課題を同時に提案するきっかけは,これまでに深海潜航調査および海洋科学調査の両航海に参加した経験にある。特に「うらしま」潜航調査航海では,乗船研究者の人数がそれほど多くならない。このため「よこすか」のベッド・ラボには十分な余裕が生じる。しかしこれは裏を返せば,調査機会の損失といえるかもしれない。そこで調査船運用の効率化という観点から,「うらしま」潜航調査を軸にしつつも,潜航調査を妨げない(≒Aフレームを使用しない)範囲で並行して推進可能な別課題の提案を考えた。「うらしま」課題で対象とする海域が貧窒素栄養海域という海洋学的特徴を有することを踏まえ,試料採取に要する時間が短い海洋表層を対象とする栄養塩動態調査(特に窒素固定代謝活性)の並行実施を提案した。なおこの企図に対しては「審査結果のお知らせ(内示)」において「Shiptimeの有効活用としてのピギーバック提案を評価する」という海洋研究課題審査部会のコメントがあった。
YK16-E01航海では,韓国の研究グループの広域CTD鉛直観測によって海底熱水活動の兆候が認められる海域において「うらしま」潜航を実施し,詳細な地形の取得・海底磁気マッピング・水塊の音響および化学組成の異常分布の描出を目指す。これらの観測から,熱水噴出口位置を特定するとともに,熱水活動の特徴について予察的な結果をえることで,無人探査機あるいは有人潜水船による調査が可能となる。また「うらしま」の着揚収の前後に「よこすか」の舷からCTDと採水器を備えたロープを投入し,表層5mおよびクロロフィル極大深度において採水を行う。所要時間は各1時間以内を目指す。採取した海水に安定同位体標識基質(窒素ガス・アンモニア)を添加し「よこすか」ファンネルデッキに設置する露天培養槽で一定時間培養し窒素固定および硝化の代謝活性を調査する。また夜間・荒天時・航走時には「よこすか」による地形・海底磁力・重力の広域調査を実施する。なおYK16-E01航海と同時期に海洋底総合調査を目的とする「白鳳丸」KH-15-5航海(1月17日〜1月26日)が極めて近接した海域で実施される。両航海では事前に研究者間で調整を行い,すでに広域調査測線が共有されている。航海中も適宜連絡を取り,2船が同海域にいることを活かした効率的な調査推進を目指す。
発表においては,得られた成果の速報に加え,「うらしま」潜航と「表層採水」の並行実施において生じた難点・問題点も紹介し,これから調査船・調査航海をさらに効率的に運用するための課題をコミュニティと共有したい。
2016年は目標が立てられても達成できそうにもない。
年度替わりのあたりで引越をして(ついに)5人生活。
秋になったぐらいで(たぶん)スイスに(たぶん)5人で短期移住。

2度の生活環境激変があるなかで,
仕事として何を進めていけるのだろうか。

理想としては(つまり科研費をゲットできれば),
秋までにポスドク(的な人)を雇用して,在外期間中の実験を進めてもらう。
参加出来そうにもない航海プロポは書けないし,科研費もお休みになるから,
自分ですべきことは論文執筆作業のみになる。
科研費が外れたら,科研費執筆はもちろん,
不在中の実験をどうやって進めるかを考えねばならぬ。
人件費用の科研費は2口応募しているので,
どちらかが引っかかってくれれば,と。

あとツイッタジャンキーを卒業してブログに戻るのも目標。
最近になってムクムクと書きたいことが膨らんできた。
特に大学教育関係。
まとまった分量を毎日,あるいは隔日ぐらいのペースで書きためていきたい。
3000字/週で本一冊分ぐらい(15万字)。
これを論文執筆以外の時間でやるのは大変な量かもしれんが,
習慣になってしまえば苦ではない気もする。

そして身体。
昼サッカーが毎日は出来なくなることも想定して,
朝晩に運動習慣をつけねば。
朝はLSDで夜は筋トレかな。


さてさて,どうなることやら。
17-18で長崎温泉調査に行って,
27-29で子供の家に行って,
3-4で柏に行って,
掘削航海の人繰りの調整とか,
インド洋航海の準備とか,
新マス導入に向けた分析室の模様替えとか,
大したことはしてないのに,
なんだかドタバタ過ごしてしまった。

そろそろリジェクト論文と向き合って,
と思った矢先に在外の結果通知が。
もちろん嬉しいんだけども,
何から手をつけて,どうしたものかと。。。

そして,まるで借金かのように積もっていくデータ達。
論文にしなきゃいけないフォルダが減らないどころか増え始めていて,もう。

一方で,書きたいと思っていた雑文について,
あらためてコンタクトがあったりして,
そっちの方にもエフォートを割くとなると,もうアレ。

人生の踏ん張りどころかもしれん。
ごぶさた。

9月下旬の中国から帰ってきて,
リジェクト2連発(インド洋とメタン菌)があって,
かいれいとよこすかの2航海の準備とか調整とかあって,
10月26日から11月7日までKR15-16航海でした。
さらに戻ってすぐに在外の面接があったり,
さらに下関のかいめいに納品立ち会いに飛んだり。

ドタバタ。
間が空いてしまった。
振り返ってみるとブログエントリが激減しているのは,
やっぱり昨年度のテニュア審査の結果が出てから。

昔からネガティブ,というか怒りに満ちたことを書き殴ってはいたものの,
それは(基本的には)社会の仕組みとかそういうモノに対してだったので,
むしろ声を大にして言いたいことだった。

でも今回のネガティブな感情は社内のことだし,
なにより自分個人の問題(problemというよりissueですね)なので,
ブログと言えども書き殴ることが憚られ,
でも頭の中の少なくない部分をソレが占めていたのも事実なので,
だから何も書けなくなってしまっていた,という状況だったんだろう。


と,急に書いたのは,
若手会に出て久々に会った連中に「最近,更新してないっすね」と言われたから。
それだけ。
なので特に書くこともない。


予定表を振り返ると(予定なのに振り返るのか?),
6月末からSSF航海に乗船して(航海中,色々と思うところがあって),
下船後はなぜか飲み会続きで,
桃神祭に行って,子供を実家に帰省させて,帰省から戻して,
盆休みは遊んで,プラハに行って,
論文と申請書とをコリコリ進めて,
その間,安保関連法案などで心を悩ませて,
チバケ週間で(今週も学会任務で北京で),
ということで今に至っている。

こうして見ると,遊んでばっかりだな。
事実なんだが。


子供はすくすく成長していて,それはそれで結構なのだが,
やっぱり別居生活という部分にも色々と思うところはある。

なんといっても,
今の日本の「病巣」みたいなモノが子供達に植え付けられることは我慢できない。

やはり自分の手元にいれば,そういうものから守ってやれるだろうし,
その他の「大きくないけど小さくない様々な影響」で独立自尊の人として育てたい。

「育てたい」って言うとなんか調教みたいだけど,そういう強いものではなくて,
「育っていけるような環境を作っておいてあげたい」みたいな,そういう思い。
このあたりは表現が非常に難しいけども。

そういうことを考えると,
やっぱり一年ぐらいは海外で暮らしてみたいなぁ,と思うわけで。
そのあたりも難しい決断になりそう。
「幕末〜明治維新」を記した物語は多数あるけども,
そのほとんどは「維新の英雄達」みたいな物語が多くて,
一方で,
「太平洋戦争」については昭和天皇の関わりが論じられていて,
そう考えた時に,
「そういえば維新の頃の明治天皇ってどうやったんやろ」
と思ったので読んだ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4101287333

明治天皇は「五箇条の御誓文」にある通り,
民主国家としての大日本帝国の樹立を指向していた。
その中で,模倣するものすらない状況下でありながら,
維新革命後の世界であるべき「天皇」を作り上げようと生きた人だったのかもしれない。

先に大枠だけが与えられその中で「天皇」として生きるという意味では,
「戦争責任と日本国の象徴」を生きた昭和天皇も,
「平和憲法下の象徴」を生きておられる今上陛下も,同じかもしれない。

「万世一系」という憲法条文とは矛盾するかもしれない「南朝正統説」に同意するなど,
「天皇」という立場と一定の距離を置いて(あるいは天皇機関説と言えるかもしれない),
自身の処し方を捉えていたようにも感じられる。

タイトルにあるほど「ひと・明治天皇」に迫っているとは言い難いが,
維新から急速な近代化(西洋化)を達成し日露に至るまでの,
「維新の英雄達」と「明治世代」が奮闘する政治の「裏側」を,
「明治天皇」という視座から概観する興味深い一冊だった。
世の中を賑わせている案件なので,
日米安保とか地位協定とか,
実際問題としてどういう風に物事が決まって,
どういう風に運用されているかを知りたくて。
http://www.amazon.co.jp/dp/4004310733

もちろん「西山事件」自体にも興味があったし。
こちらは読了済み「密約―外務省機密漏洩事件 -岩波現代文庫- 澤地久枝/」
http://www.amazon.co.jp/dp/400603136X/


交渉ってのは「相手の弱み」をどっちが握ってるかで決まる。
どっちも握ってなければ,交渉の余地というか,価値がある。
けれども,
「弱み」を見透かされていると,
その磁力からは逃れることが出来ない。

そういう普遍的な交渉事の仕組みを理解し,
日本の「弱み」を握った米国が,
それを巧妙に利用して日本に多大な要求を押しつけている。

しかし日本国民として納得がいかないのが,
その「弱み」ってのが政治家個々の名誉に対する「スケベ心」であって,
まったくもって「日本国」自体が抱える弱みではないこと。
そんなことのために,こんなことを強いられているのか,と。

日米関係の背後にあるものがよくわかったけども,
それだけにとても悲しい気持ちになった。
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海洋系の某独法で働く研究者が思ったことをダラダラと綴っています
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