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自由と信念の箱船で恍惚と不安を抱きストロングスタイルで爆進します!
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2021年8月に提案書を提出。
熱水プルーム内のプロセスを見るべく、比較的新規な手法を持つメンバーで総合調査を行うもの。
申請書としては、萌芽探索系なのか網羅観測系なのか、立場が揺れて微妙だった。

2021年11月に「仮採択」。
C評価。40件中の13-18位。
可もなく不可もなし。

2022年12月17-24日の実施となり、提案から時間が十分にできた。
が、他の航海などあり本航海にむけて勉強が出来ていたとは言いがたい。
事前の乗船者セミナーの感触を受けて、実施にあたっては、萌芽探索系に絞ることにした。

積込などの手配は、主席として航海準備を番頭殿に任せきりで気楽であった。
毎度のことであるが、本当に感謝している。
一方、試料採取立案でプルーム専門家としての立場でまで気を抜いてしまったことは反省。
結果的に現場で説明なく急な変更を迫ることになってしまった。
この辺りの「カマすとマカす」をうまく出来るようになりたい。

今回は提案書通りのメンバーで航海が出来た。
乗船メンバーからは「誘われたことで新たなテーマに取り組めた」とか「大親分の庇護を離れてチームリーダーとして振る舞う経験が積めた」とか「単純に楽しかった」とか、満足してもらえた。

強烈な北風が吹き続けて、出港を早めて八丈島待機。
たった9時間しか観測できなかった。それも21-06時。
船長判断でAフレームから投入したCTDは、ケーブルが軽いせいか線長からかなり離れた。
それでも実施した3キャストで、それなりに良い試料が取れたはず。

06時に離脱して最高速度で高知沖へ走る。
それでも室戸沖ぐらいから揺れ始めた。
翌朝は吹雪。高知観測史上最高の積雪。

白鳳丸での人身事故もあり、時間外の飲酒を伴う集会は自粛要請があった。
それでも、幸か不幸か待機時間が長かったので、三々五々ながら十分な会話ができた。
それぞれが昔なじみでもあり、昔話や共通の知人の話題などで盛り上がる。
みんな気の良いニイチャンネエチャンだった。

今回の試料を使ってみんなが年度末までに出してくるプレリミナリな結果に期待。
それはきっと面白い結果になる(ここには根拠なき自信がある)。
それをベースに、同じ座組でさらに練った航海提案をすることになる。
というか、そう出来ればこの上なく嬉しいし、そうすることが提案者主席としての責務だとも思う。
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